北岡大使、自閉症の人々が運営するタジキスタン初のソーシャル・カフェ視察
平成29年11月13日


11月13日、北岡大使は首都ドゥシャンベの第72中学校の中にあるソーシャル・カフェ「ダル・ヤク・ザミン(同じ地球の上にいる)」を視察。
これは自閉症の人々が運営するタジキスタンで初の、そして唯一のカフェです。 今年4月5日、NGO「難民を助ける会(AAR Japan)」が日本政府の支援で推進して来た「障害児のための混合教育推進事業(フェーズ3)」の修了式典が行われましたが、このカフェは、混合教育で学んだ自閉症児に卒業後の就職を与えるべく、10月23日に事業の対象となった第72中学校内に設立されたものです(4月5日の当館HP参照)。
カフェは自閉症児の親を支援するNGO「イローダ」が、米国のNGO「リアリティ・キッチン」のノウハウをもとに設立し、運営しています。 北岡大使の視察には「イローダ」のディレクターを務めるローラ・ナスリッディノヴァ女史、そして「難民を助ける会」の山根利江及び町村美沙の両女史が同行。
北岡大使はスピーチで「障がいは、あなたを不利にするどころか、逆に有利にする。障がいを克服して何かが達成出来れば、健常者以上の評価を得ることが出来るからだ。この最もユニークなカフェが、いつか最もありふれたカフェになることを祈念する」と発言。
その後大使は地元TV局「カレント・タイム」のインタビューを受け、サーブされたお茶やお菓子を楽しみつつ、スタッフとの交流を深めました。 しっかりと英語で注文を取ってくれたアクバル君に、特に感謝です。