令和5年度 開発協力プレスツアーの実施
令和6年3月31日



3月1日及び2日、当館はJICAタジキスタン事務所と合同で開発協力プレスツアーを実施し、当地通信社及び国営放送の計6社8名のジャーナリストとカメラマンに参加いただきました。このプレスツアーは我が国の様々なスキーム(当館が実施する草の根・人間の安全保障無償資金協力及び経済社会開発計画、JICAが実施する無償資金協力)を通じた保健分野における開発協力の実態やその成果を幅広く広報することが目的です。
午前中、一行はヴァフダト市の中央病院を訪問し、令和2年度草の根人間の安全保障無償資金協力「ヴァフダト市中央病院医療機材整備計画」(供与額:89,230米ドル)で供与した内視鏡等の医療機材を視察しました。同病院からは、内視鏡の供与により、ヴァフダト市民はドゥシャンベ市の病院まで行く必要がなくなり、また近隣の市や郡からも住民が訪れることで、毎日約10人に内視鏡を使った質の高いサービスを提供していることが報告されました。
その後、一行はダンガラ郡に移動し、令和2年度無償資金協力「救急車両整備計画」(供与額:7.71億円)で供与された救急車を視察しました。本プロジェクトは、市及び郡レベルの病院に基本的な医療機材を搭載した救急車や専門医療サービスの提供が可能な救急車を整備することにより当地の医療サービスを改善することを目的とし、全国に94台の救急車を供与しました。
我が国は、当時新型コロナウイルス感染症拡大が深刻な状況にあったタジキスタンに対し、令和2年度無償資金協力「経済社会開発計画」(供与額:6億円)を実施しました。感染症対策及び保健・医療体制の強化を目的として、国内17の医療機関に医療機材を供与しました。ダンガラ郡感染症病院には、ポータブル超音波スキャナー、超音波診断装置、蘇生用ベッド、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)等28以上の医療機器を供与し、本プレスツアーではその一部を視察しました。病院関係者からは、供与された機材は感染症をはじめ、様々な治療に非常に役立っている旨報告がありました。
2日目は、ドゥシャンベ市のシフォバフシュ国立医療センターで、令和2年度無償資金協力「シフォバフシュ国立医療センター及び共和国立心臓血管外科科学センターにおける医療機器整備計画」(供与額:9.57億円)で供与された機材を視察しました。タジキスタンでは、心血管疾患、脳卒中といった非感染性疾患が死亡原因の約7割を占めており(2018年WHO)、特に、心血管疾患は同国の死因第一位となっていることから、これらの疾患に対応するための診断・治療サービスの強化を目的にプロジェクトが開始されました。プロジェクトでは、機材供与だけでなく、日本での医療機材維持管理研修への医療従事者の派遣、当地への医療機材維持管理のコンサルタント派遣等、人材育成面での活動も実施しています。
関連リンク:プレスツアー後にリリースされた報道(外部サイト)
https://www.asiaplustj.info/tj/news/tajikistan/society/20240313/ch-guna-opon-soai-tandurustii-toikistonro-dastgir-mekunad (アジア・プラス社、タジク語)
https://www.asiaplustj.info/ru/news/tajikistan/society/20240313/kak-yaponiya-podderzhivaet-sferu-zdravoohraneniya-tadzhikistana(アジア・プラス社、ロシア語)
https://khovar.tj/rus/2024/03/podderzhka-yaponii-tadzhikistana-v-sfere-zdravoohraneniya-napravlena-na-luchshie-kachestva-obsluzhivaniya-naseleniya/ (ホヴァール社、ロシア語)
https://istiqlol-tj.info/2024/03/05/%D0%BA%D1%83%D0%BC%D0%B0%D0%BA%D2%B3%D0%BE%D0%B8-%D0%B1%D0%B5%D0%B1%D0%BE%D0%B7%D0%B3%D0%B0%D1%88%D1%82%D0%B8-%D0%BC%D0%B0%D1%80%D0%B4%D1%83%D0%BC%D0%B8-%D2%B7%D0%BE%D0%BF%D0%BE%D0%BD-%D0%B1%D0%B0/(イスティクロル社、タジク語)
午前中、一行はヴァフダト市の中央病院を訪問し、令和2年度草の根人間の安全保障無償資金協力「ヴァフダト市中央病院医療機材整備計画」(供与額:89,230米ドル)で供与した内視鏡等の医療機材を視察しました。同病院からは、内視鏡の供与により、ヴァフダト市民はドゥシャンベ市の病院まで行く必要がなくなり、また近隣の市や郡からも住民が訪れることで、毎日約10人に内視鏡を使った質の高いサービスを提供していることが報告されました。
その後、一行はダンガラ郡に移動し、令和2年度無償資金協力「救急車両整備計画」(供与額:7.71億円)で供与された救急車を視察しました。本プロジェクトは、市及び郡レベルの病院に基本的な医療機材を搭載した救急車や専門医療サービスの提供が可能な救急車を整備することにより当地の医療サービスを改善することを目的とし、全国に94台の救急車を供与しました。
我が国は、当時新型コロナウイルス感染症拡大が深刻な状況にあったタジキスタンに対し、令和2年度無償資金協力「経済社会開発計画」(供与額:6億円)を実施しました。感染症対策及び保健・医療体制の強化を目的として、国内17の医療機関に医療機材を供与しました。ダンガラ郡感染症病院には、ポータブル超音波スキャナー、超音波診断装置、蘇生用ベッド、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)等28以上の医療機器を供与し、本プレスツアーではその一部を視察しました。病院関係者からは、供与された機材は感染症をはじめ、様々な治療に非常に役立っている旨報告がありました。
2日目は、ドゥシャンベ市のシフォバフシュ国立医療センターで、令和2年度無償資金協力「シフォバフシュ国立医療センター及び共和国立心臓血管外科科学センターにおける医療機器整備計画」(供与額:9.57億円)で供与された機材を視察しました。タジキスタンでは、心血管疾患、脳卒中といった非感染性疾患が死亡原因の約7割を占めており(2018年WHO)、特に、心血管疾患は同国の死因第一位となっていることから、これらの疾患に対応するための診断・治療サービスの強化を目的にプロジェクトが開始されました。プロジェクトでは、機材供与だけでなく、日本での医療機材維持管理研修への医療従事者の派遣、当地への医療機材維持管理のコンサルタント派遣等、人材育成面での活動も実施しています。
関連リンク:プレスツアー後にリリースされた報道(外部サイト)
https://www.asiaplustj.info/tj/news/tajikistan/society/20240313/ch-guna-opon-soai-tandurustii-toikistonro-dastgir-mekunad (アジア・プラス社、タジク語)
https://www.asiaplustj.info/ru/news/tajikistan/society/20240313/kak-yaponiya-podderzhivaet-sferu-zdravoohraneniya-tadzhikistana(アジア・プラス社、ロシア語)
https://khovar.tj/rus/2024/03/podderzhka-yaponii-tadzhikistana-v-sfere-zdravoohraneniya-napravlena-na-luchshie-kachestva-obsluzhivaniya-naseleniya/ (ホヴァール社、ロシア語)
https://istiqlol-tj.info/2024/03/05/%D0%BA%D1%83%D0%BC%D0%B0%D0%BA%D2%B3%D0%BE%D0%B8-%D0%B1%D0%B5%D0%B1%D0%BE%D0%B7%D0%B3%D0%B0%D1%88%D1%82%D0%B8-%D0%BC%D0%B0%D1%80%D0%B4%D1%83%D0%BC%D0%B8-%D2%B7%D0%BE%D0%BF%D0%BE%D0%BD-%D0%B1%D0%B0/(イスティクロル社、タジク語)