ゴルノ・バダフシャン自治州ホログ市災害用備蓄物資倉庫開所式典

令和4年5月18日
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5月16日、ゴルノ・バダフシャン自治州(GBAO)を訪問中の相木大使は、タジキスタン緊急事態・民間防衛委員会(CoES)ホログ支局で行われた災害用備蓄物資倉庫の開所式典に出席しました。

この倉庫は、我が国による無償資金協力「災害リスク軽減・対応能力強化計画」の一環として、タジキスタン・アフガニスタン国境地域で自然災害が発生した際に、被災した地域住民およそ100世帯に配布されるテントや毛布、衣類、調理器具等支援物資の保管を目的に建設されたものです。

相木大使は開所式典で、自然災害の頻発する島国として長年蓄積してきた防災の知見や経験を友人と共有することは日本の責務と述べた上で、災害時に人々の生命を守るためには日々の備えが不可欠であり、今回完成した倉庫及び整備された物資が適切に維持、管理され、長く使われることを期待する旨表明しました。

これに対し、式典に同席したルスタム・ナザルゾダCoES議長、レニ・モンティール国連開発計画(UNDP)タジキスタン事務所代表及びアリシェル・ミルゾナボトフGBAO知事からは、日本の支援に対する謝意が表明されました。

<参考>
「災害リスク軽減・対応能力強化計画」は、タジキスタン全土及びアフガニスタン北部山岳地帯において、猛暑による氷河融解等に起因する洪水、土石流、地震等が生活環境に多大な影響を及ぼし、貧困からの脱却を妨げる要因となっていることに鑑み、防災関連インフラ・機材整備、両国の防災担当職員への研修等を通じて、地域の災害対応能力向上、災害時における両国の協力体制強化を図るプロジェクトです。