相木大使の国境警備隊への車両及び機材供与式出席

令和4年4月27日
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4月27日、ドゥシャンベ市の国境警備隊司令部において、相木大使はラジャバリ・ラフモナリ司令官、ヴァルディシュビリ国連開発計画(UNDP)当地事務所次長代行、高坂当地JICA事務所長と共に、我が国の無償資金協力により実施された車両及び機材(179,828米ドル)の供与式に出席しました。
 
今回の車両及び機材供与は、日本政府及びJICAがUNDPと連携して進めている無償資金協力「第二次タジキスタンのアフガニスタンとの国境の効果的な管理を通じた国境を越える協力促進計画(BMPフェーズ2)」の一環として実施されたものです。救急車は医療の提供が困難な国境地帯で、患者の搬送や医薬品及びワクチンの運搬を行うことを目的としています。 
 
供与式で相木大使は、タジキスタンの安定を維持し、支援することは、同国の今後の持続的な発展のために不可欠であり、地域及び国際社会全体の安定と発展にとっても極めて重要であるとした上で、国境管理及び麻薬密輸・テロリズム・暴力的過激主義対策の分野における協力は、2018年10月のラフモン大統領訪日の際に発出された「日本とタジキスタン共和国との間の新たなパートナーシップの一層の深化及び拡大に関する共同声明」においても重要であるとの認識で一致していると述べました。また2019年に開催された「中央アジア+日本」対話第7回外相会合における共同声明においても、日本と中央アジア諸国が国境管理をはじめとする麻薬密輸、テロリズム・暴力的過激主義対策の分野において協力を継続することを確認していると付け加えました。
 
これに対して、ラフモナリ司令官及びヴァルディシュビリUNDP当地事務所次長代行からは、日本の協力に対して謝意が表明されました。
 
<参考>
「第二次タジキスタンのアフガニスタンとの国境の効果的な管理を通じた国境を越える協力促進計画(BMPフェーズ2)」は、国境管理施設の整備と国境管理に関わる職員等の能力強化を通じてタジキスタン・アフガニスタン国境地域の安定化を支援し、また施設整備等を通じてクロスボーダービジネスを促進し地元住民の自律的な経済活動の伸長を図るプロジェクトです。