相木大使の救急車整備計画供与式出席

令和4年3月18日
speech
ambulance
inspection
inside the car
   3月18日、ドゥシャンベ市内のイスティクロール病院において、相木大使、アブドゥッロゾーダ保健社会保護大臣及び高坂JICAタジキスタン事務所長出席の下、我が国の無償資金協力を通じた「救急車両整備計画」における94台の救急車の供与式が行われたところ、概要は以下のとおりです。
 
 「救急車両整備計画」は、タジキスタン全土の市及び郡レベルの病院に基本的な医療機材を搭載した救急車や専門医療サービスの提供が可能な救急車を整備するものです。
 
    この計画の実施により、同国全体の救急搬送可能回数が年間7万回以上増加し、また、救急車を保有していなかった病院3カ所への供与により、各病院年平均1,500回以上の救急搬送が可能になるなど、国内全般の救急医療サービスの強化を図ることにより、住民の医療サービスへのアクセスの改善に寄与することが期待されます。

  供与式で相木大使は、保健分野が日・タジキスタン協力関係における優先的分野であり、今回引き渡される94台の救急車が効果的に活用され、適切に管理・維持されることによりできる限り長く使用され、タジキスタン各地の救急医療サービスの向上に寄与することを期待する旨述べました。これに対して、アブドゥッロゾーダ保健社会保護大臣からは、日本の支援に対する謝意が表明されるとともに、今後も日本との協力関係を拡大させていきたい旨述べました。