アイニ郡及びホログ市義肢装具製作所との「草の根・人間の安全保障無償資金協力」プロジェクト贈与契約署名式

令和4年2月11日
signing Khorog
siginig Ayni
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1 2月11日、在タジキスタン大使館において、我が方相木大使と、先方マキーム・ムロドゾダ(Muqim MURODZODA)アイニ郡長との間で「アイニ郡ウルメタン地区ヴォタ村第54学校建設計画」に関する贈与契約、また、フィルーズ・ナビエフ(Firuz NABIEV)ホログ市義肢製作所所長との間で「ホログ市義肢製作所改修計画」に関する贈与契約が署名されました。
 
2 「アイニ郡ウルメタン地区ヴォタ村第54学校建設計画」は、第54学校に新校舎を建設し、地域の児童・生徒数の急増に起因する教室不足の解消を図るとともに、技術家庭科室や保育所を新設し、もって、生徒の就職や女性の社会進出促進を図ることを目的としています。
 
3 「ホログ市義肢製作所改修計画」は、施設の老朽化やスペース不足等の課題を抱える義肢製作所を改修し、もって、同製作所を訪れるゴルノバダフシャン自治州内の障がい者(年間約3千人)に義肢の製作や義肢装着のためのリハビリサービス等の支援を提供することを目的としています。また、同製作所は将来的に、アフガニスタンからの来訪者も受け入れることを考えています。
 
4 署名式の挨拶で相木大使は、日本がこれまで、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」のスキームでタジキスタンの教育及び医療分野を支援するプロジェクトを多数実施してきたことに触れ、今回署名された2つのプロジェクトの成功への期待を表明しました。これに対し、ムロドゾダ・アイニ郡長とナビエフ・ホログ市義肢製作所所長からは日本の支援への謝意が表明されました。なお、署名式には、ホログ市義肢製作所に機材供与や職員研修を実施する赤十字国際委員会タジキスタン支部のアンゲリカ・ショップ所長も出席しました。