北岡大使、ソグド州4度目の公式訪問を開始(その3) 現地の民間企業を視察

平成30年7月12日

79日、北岡大使は、着任以来4度目の北部ソグド州公式訪問を開始。
 

滞在4日目の12日には、昨日に引き続き再び同州東南端のイスファラ市、続いて州都ホジャンドの東方に隣接するグリストン市(旧カイラクム市)を訪問し、現地の民間企業を視察しました。

 

まずイスファラ市では、日本の曙物産とタイアップして、アプリコットのドライフルーツを日本に輸出している「ゴールデン・フルーツ」社を訪問。
 

社長のハイルッロ氏よりビジネスの現状に関するブリーフを受けました。ソグド州のアプリコットは、同州の気候のゆえに品質が極めて高く「世界最高」と言う人もいるほどです。
 

大使は「日本との貴重な経済面での架け橋となっている御社の活動を賞賛する。問題があれば最大限の支援をする用意がある」と発言しました。
 

続いてグリストン市では、タジキスタン最大の絨毯工場を擁する「カイラクム・カーペット」社を視察。つい最近ラフモン大統領も視察に訪れた同社の社長、アジモフ氏よりビジネスの現状に関するブリーフを受けました。


 ソ連時代の製造システムを一掃し、欧州の先端的な機械を積極的に導入。さらに複雑な絵柄を、手織りすることなく印刷で実現する技術を取り入れている同社の戦略を、大使は賞賛。「手織りで異常に高価なペルシャ絨毯に代わり、技術で写真とみまがうばかりの絵柄が廉価に実現出来る絨毯の時代が到来している。御社はまさにその最先端に位置している」と述べました。

 

以上で大使は4日間にわたる4度目のソグド州公式訪問を終え、首都ドゥシャンベに帰還しました。

 各地で大使を歓待してくれた関係者の皆さんに、深く感謝申し上げます!

 

また綿密なスケジュールを組んで大使の訪問を実り多いものとして下さった、カレスティーニ代表以下のUNICEF関係者の皆さん、本当に有難うございました!