日本政府、NPO「難民を助ける会」との間で「ヒッサール市におけるインクルーシブ教育促進事業」フェーズ2に署名
平成30年6月29日
6月29日、在タジキスタン日本大使館で、日本NGO連携無償資金協力の事業「ヒッサール市におけるインクルーシブ教育(障がい児と健常児をともに学ばせる)促進事業」のフェーズ2に関する署名式が行われました。署名は北岡大使と、日本のNPO「難民を助ける会(AAR)」のプログラム・コーディネーター、山根利江女史が実施。 さらにタジキスタン政府教育科学省の副大臣を務めるナジリ女史、そしてヒッサール市教育局長のナルギス女史も出席してスピーチを行ないました。
フェーズ2の開始によって、フェーズ1で達成された障がい児の学習環境の整備やインクルーシブ教育の人材育成、啓発活動などがさらに拡大・推進されて行くことになります。
北岡大使はスピーチで「教育科学省の深い理解と、地元NGOの協力に支えられたAARのリーダーシップと熱意によって『インクルーシブ教育』のさらなる普及が期待される。『インクルーシブ教育』は、タジキスタンでも、そして日本でもまだまだ新しい概念だが、それがいつか全世界に広がることを願う。我々は、皆同じ地球の上(Dar Yak Zamin)に生きているからだ」と述べました。