日本政府、タジキスタンに障がい者スポーツ選手用トレーニング機材を供与
平成30年5月22日
5月22日、南部ハトロン州の州都ボフタル市(クルガン・チュベ市改め)で、日本政府による草の根文化無償資金協力で「タジキスタン障がい者スポーツ連盟」に対する、障がい者スポーツ選手用トレーニング機材の供与が行われました。ボフタル市を含む、タジキスタンの4都市の障がい者施設に、競技用車椅子、柔道マット、その他の機材を供与するという計画で、これは東京オリンピックとパラリンピックが開催される2020年までに全世界でスポーツを振興しようという日本の「スポーツ・フォー・トゥモロー」計画の一環として行われたものです。
日本大使館よりは北岡大使、そして広報・文化を担当する沖本書記官及びアシュラポフ職員が出席。 「タジキスタン障がい者スポーツ連盟」のアブドゥラウプ代表、連盟のハトロン州支部長を務めるマラトゥ氏、そして障がい者スポーツ選手による歓迎を受けて、供与式典に臨みました。
式典では障がい者による、迫力のある柔道やウェイトリフティングのデモンストレーションが行われました。
北岡大使はスピーチで「障がい者と健常者の違いは、決して本質的なものではない。『しっかりと訓練を積めば、社会により良い貢献が出来るようになる』という点で、実は両者に何の違いも無いのだ。だからこそ同じ精神で結ばれたオリンピックとパラリンピックがある。残念なことに、未だにタジキスタンを含む多くの国に、障がい者を汚れたものとする『汚名(stigma)』という考えが残っている。今回の訓練機材の供与をきっかけとして、優秀なパラリンピックの選手が養成出来れば、それはタジキスタンの全ての障がい者に希望を与えることになる。タジキスタンはオリンピックの金メダリスト、ナザロフ氏を輩出した。ならばパラリンピックにも優秀な選手を送り込むことが出来るはずだ。そうしてこそ、障がい者と健常者が同じであることを、全てのタジク人に証明出来る」と述べました。
その後大使は、大使館員とともに障がい者によるマジックパフォーマンスなどを堪能し、関係者との交流を深めました。
