北岡大使、ヒッサール市の学校を訪問 「混合教育」を推進するためのバリア・フリー施設と障がい児用準備教室の完成式典に出席

平成29年12月6日
 
 12月6日、北岡大使はNGO「難民を助ける会(AAR Japan)」が首都ドゥシャンベに引き続き、首都に隣接するヒッサール市で推進して来た「障がい児のための混合教育推進事業(フェーズ1)」による、第2学校と第5学校のバリア・フリー施設及び混合教育準備用教室(リソース・クラスルーム)の完成式典に出席してスピーチを行いました。

 これは平成29年度日本NGO連携無償資金協力の事業で、健常児と障がい児を共に学ばせる「混合教育(インクルーシブ教育)」を推進するためのものです。

 式典には、AARの山根女史と町村女史、タジキスタン政府教育科学省副大臣のラトファット・ナジリ女史、ヒッサール市副市長のアブドロゾーダ・ウメダ女史、同市教育局長のムキモヴァ・ナルギス女史、そしてNGO「ヌリ・オフトブ(太陽の輝き)」のファティマ・クルボボ女史や学校関係者などが多数出席。

 自らも障がい児の父親である大使は、スピーチで「『インクルーシブ教育』も『リソース・クラスルーム』も皆『新しい』アイデアだ。そのような『新しいもの』が、タジキスタンでも、日本でも、そして世界中で『ありふれたもの』になることをこころより願う」と述べました。

 その後大使は両校でテープカットに臨み、「リソース・クラスルーム」で障がい児とその親たちを激励しました。