北岡大使、ゴルノ・バタフシャン自治州を再訪 ムルガブ行政郡で、新病棟完成式典に出席
平成29年10月5日
10月3日、北岡大使は、 昨年9月に引き続き東部ゴルノ・バタフシャン自治州視察を開始。
5日、自治州最東端のムルガブ行政郡を初訪問して「草の根・人間の安全保障無償資金協力」による「地域病院新病棟建設計画」完了式典に出席し、スピーチを行いました。
総額は88,026ドル。対象となった病棟は、もともとタジキスタンが独立直後、内戦に突入しつつある時期に住民が自助努力で建設したものですが、老朽化が著しく安全性が懸念される状況にあったため、今回の計画で建て替えが行われたものです。
プロジェクトの結果、入院患者と外来患者の双方が、より良い医療環境を享受出来るようになることが期待されます。
完了式典には、ムルガブ行政郡副郡長のアブドカシム氏、プロジェクト・マネージャーのアブレキーフ氏に加えて、地元の関係者が多数出席。
北岡大使はスピーチで「タジキスタンにとって最も困難な時期に、住民が自助努力で建設したことに、この病棟に対する住民の愛情とオーナーシップを感じる。そのような病棟の建て替えが、我が国の支援で完成したことを大変誇らしく思う」と語り、歌と踊りで歓待する地元の関係者との交流を深めました。
さらに同日の夜には、大使は行政郡長のジョシュバエフ氏主催のディナーに臨み、同氏と将来の協力の方途をめぐり会談しました。