北岡大使、シャフリナウ行政郡を訪問 草の根無償資金協力「障がい者就労支援施設、備品整備計画」の引き渡し式でスピーチ

平成29年10月2日

 10月2日、北岡大使は首都ドゥシャンベの西方に位置するシャフリナウ行政郡を訪問。障がい者就労支援施設の備品の引き渡し式に出席し、スピーチを行いました。    

  このプロジェクトは、我が国が行っている草の根無償資金協力で実施されました。    
   シャフリナウ行政郡は、これまで土地を無償供与することによる果樹や野菜の栽培で、障がい者に就労する場所を提供して来ました。プロジェクトの結果、ミシン等の備品が整備され、障がい者を対象にした裁縫の職業訓練を実施することが可能になり、障がい者就労の機会が大きく拡大することになります。  

   式典には、行政郡長のアユブゾーダ氏を始めとする郡の関係者が多数出席。北岡大使はスピーチで「障がい者とは『可能性』である。適切な訓練の機会さえ与えられれば、社会に意味のある貢献をすることが可能になる。シャフリナウ行政郡がそのような試みを行って来たことを賞賛するとともに、日本の支援により、この行政郡の障がい者の就労機会が一層拡大することを祈念する」と述べました。