北岡大使、首都の福祉支援センターを訪問 草の根無償資金協力「福祉支援センター施設改修及び備品整備計画」の引き渡し式でスピーチ

平成29年10月2日

  10月2日、北岡大使は首都ドゥシャンベにある「年金生活者及び高齢障がい者福祉支援センター」を訪問。センターの「施設改修及び備品整備計画」の引き渡し式に出席し、スピーチを行いました。  

  このプロジェクトは、我が国が行っている草の根無償資金協力で実施されました。   タジキスタンが独立した翌年の1992年に創設されたこのセンターは、首都で高齢者と障がい者に特化した唯一の公共施設です。  

  プロジェクトの結果、工作室やパン工房が新設されて、利用者のデイケア活動が大いに拡大することが期待されています。式典には、センター長のムハッバト・ザリポヴァ女史,ドゥシャンベ市副市長のマブシマ・ムイニ女史を始めとする関係者が多数出席。  

  北岡大使はスピーチで「人間も国家も『高齢』から免れることは出来ない。ならば『高齢』は、問題ではなくチャレンジと捉えるべきだ。高齢化に挑戦する日本の大使として、タジキスタンの首都での同様の取り組みを支援出来たことを嬉しく思う。日本の支援により、高齢者と社会が互恵的な関係が築けることを祈念する」と述べました。