北岡大使、ハトロン州を再訪 ヴァフシュ行政郡で、養護施設改修完了式典に出席
平成29年5月19日

ヴァフシュ行政郡で「草の根・人間の安全保障無償資金協力」による「児童養護施設兼寄宿学校改修計画」の完了式典に出席し、スピーチを行いました。 総額は83、812ドル。
改修の対象となったのは、行政郡唯一の、家庭に問題を抱える児童が学び暮らす施設です。1962年に設立されたこの施設は、暖房施設とベッドの老朽化が著しく、児童が苦しい生活を強いられていましたが、今回のプロジェクトで環境が大きく改善されました。

供与式には州知事のグルママフマドゾダ氏、行政郡長のアズィズッロ氏、学校長のネグマトフ氏、そしてプロジェクト・マネージャーのカリモフ氏、さらに生徒や地元の関係者が多数出席。大使はスピーチで「『家庭の問題』というハンディを背負った児童を、日本政府が支援出来たことを誇りに思う。ハンディを背負っている、というのは恥ずべきことではなく、むしろ誇るべきことだ。ハンディを克服し、尊敬されるようになった人間は大勢いる。日本の全ての国民を代表して、この最もユニークで賞賛に値する施設に学ぶ全ての子供たちの将来が、幸多きものとなることを願う」と語り、生徒や地元の関係者との交流を深めました。