ラフシュ(旧名ジルガトル)行政郡にて「ジルガトル行政郡カショット地区カラソイ村及びカショット村灌漑設備改修計画」供与式が実施されました

平成28年11月9日
 11月9日、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」にて実施された「ジルガトル行政郡カショット地区カラソイ村及びカショット村灌漑設備改修計画」の供与式が、ラフシュ(旧名ジルガトル)行政郡で行われました。
 2村における灌漑設備改修計画が無事に完了した祝いの場には、多数の地元住民とともに、ラフシュ行政郡から副郡長のマフムドフ氏、当館から田村書記官が参席しました。
 ラフシュ行政郡は、タジキスタン北東部の険しい山岳地帯に位置します。
 キルギスタンとの国境に近く、本計画対象となったカラソイ村およびカショット村は、国境から車で20分の場所に位置します。
 これら2村は、近くに豊富な水量をたたえるキジルス川が流れるものの、適切な灌漑設備がないため十分な農業用水を給水することができない問題を抱えていました。
 本計画では114,756米ドルが供与され、2村の農耕地に十分な水を供給するポンプステーション、貯水槽、送水パイプ、また川の両岸を結ぶ橋が建設されました。
 本計画の完了に伴い、これら2村の農地では今後収穫高が大幅に上がることが期待されます。


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