「ラシュト行政郡ナウディ地区デハイ・ナウブンニョディ・ハルカルフ村学校校舎建設計画」供与式が実施されました

平成28年11月9日


 11月9日、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」にて実施された「ラシュト行政郡ナウディ地区デハイ・ナウブンニョディ・ハルカルフ村学校校舎建設計画」の供与式が実施されました。
 ラシュト行政郡では、2015年7月に発生した大規模土砂洪水災害により100軒の家屋が浸水・倒壊の被害を受けました。
 これを受け、ラシュト行政郡は被災地より1km離れた場所に被災民で構成される「デハイ・ナウブンニョディ・ハルカルフ村」を新設しました。
 新村には政府支援により新たな家屋が建設されたものの、学校はまだなく、同村の児童たちは険しい山道を歩き、遠方に位置する学校に通うことを余儀なくされていました。
 今般、88,110米ドルが供与された「ラシュト行政郡ナウディ地区デハイ・ナウブンニョディ・ハルカルフ村学校校舎建設計画」を通し、デハイ・ナウブンニョディ・ハルカルフ村に新しい学校が建設されました。
 新しい学校は教室4室と校長室および職員室で構成されます。
 学校新設に伴い、これからは同村在住の1年生から4年生までの146名の児童は遠距離通学を強いられることなく、快適な校舎で学べるようになりました。
 供与式では、参席した田村書記官およびラシュト行政郡長のロイクゾダ氏から、新校舎落成の祝いの言葉とともに、児童たちの今後の更なる学業の飛躍が祈念されました。